判例・裁判例コラム

殺人未遂容疑で逮捕された営業担当者に対して、会社が釈放後に行った休職命令は適法か?

大阪地裁R5.6.8
営業担当者が自宅マンション高層階から1階に向けて消火器を投げ、殺人未遂容疑で逮捕され報道された。
→釈放後も就業させると会社の信用低下や社外からの問合せ対応等による業務の支障のおそれがあり、釈放後も約5か月間にわたり無給で休職させたことは適法。ただし、その後本件が軽犯罪法違反として処理されて確定した後は、問い合わせ等に対して説明することが可能であり、それにもかかわらず、無給で休職を続けさせたことは違法。

パソコンの共有フォルダに保存した就業規則の効力前のページ

退職後6か月間、半径2キロ以内での独立開業を禁止する競業避止規定の効力次のページ

ピックアップ記事

  1. クレーム発生や不規則勤務・時間外労働がある場合の突然死は過労死?(宮崎地裁R6.…
  2. 232名が一斉に退職前の有給消化を申請した場合に時季変更権行使が認められる?(大…
  3. 業務命令に応じない従業員への対応事例(東京地裁R5.11.15)
  4. 労働時間を自己申告させていた会社における安全配慮義務違反の判断事例(宮崎地裁R6…
  5. 【フリーランス保護法対応セミナー】契約書ひな形や支払サイトの見直し、相談窓口の整…

関連記事

  1. 判例・裁判例コラム

    退職直前にメール約180通を削除した退職者の損害賠償責任

    神戸地裁R7.9.19営業部長兼営業担当取締役が退職直前の3…

  2. 判例・裁判例コラム

    鳥取地裁R6.2.16

    何度も無理矢理キスをする等の犯罪レベルのセクハラをした部長を懲戒解雇…

  3. 判例・裁判例コラム

    事故弁償金を運転手の給与天引き! 同意書があっても違法!札幌地裁の判断

    札幌地裁R8.3.25 運送会社が事故を起こしたドライバーの給与から…

  4. 判例・裁判例コラム

    現勤務先の利益より、元勤務先への義理を優先してよい?

    東京地裁R6.10.23不動産売買を事業とする会社の従業員が…

  5. 判例・裁判例コラム

    運転手に支給する無事故報奨金は割増賃金の算定基礎に含める必要がある?

    大阪地裁R6.9.13業務用スーパーで配送業務に従事する運転手に会社…

  6. 判例・裁判例コラム

    第三者名義の口座への給与の支払い

    大阪地裁R6.5.31会社代表者が、自身の娘の夫を会社で従業員として…

アーカイブ

  1. 判例・裁判例コラム

    復職のために会社が指定した医師作成の証明書を要すると定める就業規則の効力について…
  2. 判例・裁判例コラム

    営業担当者の採用失敗の手痛い失敗事例!東京地裁の結論!
  3. 判例・裁判例コラム

    通勤中に立ち寄ったコンビニで転倒して負傷した場合の労災請求
  4. 判例・裁判例コラム

    威圧的な暴言を吐き、出勤停止処分にも従わない従業員の解雇は有効?岡山地裁の判断
  5. 判例・裁判例コラム

    休職者の通勤訓練で自動車通勤を認めず、電車通勤を試させて症状悪化! 免職処分は違…
PAGE TOP