判例・裁判例コラム

労災請求における事業主証明の拒否が問題になった事案

大阪地裁R5.7.27
従業員が労災保険の休業補償給付支給請求書を送付し、労働保険番号や事業所情報の欄等を記入するように求めた。しかし、会社は事業主の証明等がなくても請求書は受理されるので、請求手続は従業員の方で進めるようにと返答。
→労働保険番号、事業所情報及び平均賃金の算定の内訳等は業務起因性に関する労働者の主張を受け入れるか否かに関わらず、会社において回答可能なものであり、会社がこれらについても何らの回答をしなかったことには、問題があったといわざるを得ないと判示。

パソコンの共有フォルダに保存した就業規則の効力前のページ

退職後6か月間、半径2キロ以内での独立開業を禁止する競業避止規定の効力次のページ

ピックアップ記事

  1. クレーム発生や不規則勤務・時間外労働がある場合の突然死は過労死?(宮崎地裁R6.…
  2. 232名が一斉に退職前の有給消化を申請した場合に時季変更権行使が認められる?(大…
  3. 【フリーランス保護法対応セミナー】契約書ひな形や支払サイトの見直し、相談窓口の整…
  4. 労働時間を自己申告させていた会社における安全配慮義務違反の判断事例(宮崎地裁R6…
  5. 業務命令に応じない従業員への対応事例(東京地裁R5.11.15)

関連記事

  1. 判例・裁判例コラム

    注意指導を受けている最中に、その様子を無断録画した職員の解雇

    東京地裁R6.10.24学校法人が社会科の教員を解雇。①校内で入試の…

  2. 判例・裁判例コラム

    休職について説明したにすぎず休職を命じていないとされた事例

    大阪地裁H25.1.18バス会社の従業員が通勤中の交通事故で負傷し、…

アーカイブ

  1. 判例・裁判例コラム

    リハビリ勤務の規定をおけばリハビリ勤務を認める義務がある?
  2. 判例・裁判例コラム

    懲戒解雇を社内で公示したことが名誉毀損にあたる?
  3. 判例・裁判例コラム

    復職可否の立証責任
  4. 判例・裁判例コラム

    業務時間外の飲酒運転による懲戒解雇。従業員は私生活上の行為であり解雇無効と主張!…
  5. 判例・裁判例コラム

    在宅勤務の社員を突然「倉庫勤務」に…東京地裁が配転無効の判断【東京地裁R7.10…
PAGE TOP