判例・裁判例コラム

職場内での悪影響を理由に復職不可とできる?

横浜地裁H30.5.10
うつ状態と適応障害で休職中の職員について主治医が就労可能と診断。しかし、事業者は産業医の復職不可の意見を参考に退職扱いとした。
→産業医の意見は、休職前の状況からすると復職は他の職員に多大な悪影響が出るということが理由だが、これは、休職事由となったうつ状態及び適応障害が寛解し、従前の職務を通常の程度に行える健康状態に回復したか否かとは無関係な事情ということができる。退職扱いは無効と判断。

パソコンの共有フォルダに保存した就業規則の効力前のページ

退職後6か月間、半径2キロ以内での独立開業を禁止する競業避止規定の効力次のページ

ピックアップ記事

  1. クレーム発生や不規則勤務・時間外労働がある場合の突然死は過労死?(宮崎地裁R6.…
  2. 業務命令に応じない従業員への対応事例(東京地裁R5.11.15)
  3. 【フリーランス保護法対応セミナー】契約書ひな形や支払サイトの見直し、相談窓口の整…
  4. 232名が一斉に退職前の有給消化を申請した場合に時季変更権行使が認められる?(大…
  5. 就業規則に降給の規定を置けば給与の減額は可能?(東京地裁R5.12.14)

関連記事

  1. 判例・裁判例コラム

    マクドナルドの店長の管理監督者性

    東京地裁H20.1.28店長は、アルバイト従業員を採用する権限はある…

  2. 判例・裁判例コラム

    休職者が産業医の面談は圧迫面接だと主張した事案

    名古屋地裁R3.8.23うつ病による休職からの復職後、再度休職となり…

  3. 判例・裁判例コラム

    基本給を最低賃金相当額としつつ200時間分相当の固定残業代を支給した事案

    大阪地裁R4.11.24運送会社が「時間外割増」という名称の手当を設…

  4. 判例・裁判例コラム

    熱中症対策をしていたのに会社が敗訴! 裁判所が認定した「見落とし」とは?

    福岡地裁小倉支部R6.2.13従業員がサウジアラビア出張中の屋外作業…

アーカイブ

  1. 判例・裁判例コラム

    事業者は従業員に対する労災支給決定の取り消しを求める訴訟を起こすことができるか?…
  2. 判例・裁判例コラム

    シフト未確定なら有給は取れない?→裁判所『そもそも就労義務なし』と判断
  3. 判例・裁判例コラム

    ドライバーに売上の15%を支払う歩合給。売上は会社が決定するから出来高払制賃金に…
  4. 判例・裁判例コラム

    タクシー会社で一定時間を超える駐停車時間は休憩時間と扱う旨を就業規則で定めること…
  5. 判例・裁判例コラム

    調剤薬局で患者の感情を害する言動をする薬剤師を解雇した事案
PAGE TOP